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音響
録音ファイルが4GiBで切れる——64チャンネル収録の「繋ぎ目」を検算で守る設計(基礎講座)
90分の収録が、12個のファイルになっていた 64チャンネルの多重録音を回したまま、ステージ転換の確認に席を立った。戻ってディスクを開くと、90分のライブが12個のファイルに分かれて並んでいた。ファイル名は連番で、再生もできる。安心して編集ソフトに... -
映像
赤い文字だけ、なぜにじむのか|NDIと配信で色が崩れる仕組みと、崩さない映像の作り方
縁だけがピンクに溶ける 会社ロゴの赤が、編集ソフトのプレビューでは一本の欠けもなく立っている。同じ映像をNDIで飛ばし、配信画面で見る。文字の縁が、うっすらピンクに溶けていた。 まずビットレートを上げた。変わらない。エンコーダーを替えた。変わ... -
通信
風に揺れる布が配信画質を削る理由|美術の“動く小物”をビットレートで設計する手順
窓辺のレースが、壁の質感まで連れていく 窓辺のセットにレースのカーテンを吊ったとする。空調の吹き出しが当たり、裾が2秒で1往復する。スタジオのモニターで見れば、朝の柔らかい空気そのものだ。ところが配信先の画面を等倍で見ると、カーテンの周りに... -
音響
生成AI音楽の著作権と権利帰属|「商用利用OK」と「著作権あり」は別物だ。映像のプロが納品前に引く線
2026年10月25日時点の情報で書いている。法律の解釈と各社の規約は動く。使う日に、最新の公式案内を必ず確認してほしい。 Chapter 0-1|納品から3週間後に届く、一通のメール 仮の話をしよう。 あなたはウェブCMの映像を納めた。BGMはAIに作らせた。生成... -
通信
IP伝送が乱れた瞬間、誰が何秒で切り戻すか|演出・技術・進行の判断権限の決め方(プロ向け)
47秒、誰も押さなかった 配信開始から41分。受信側の画面に、四角いブロックが浮かび始めた。送出卓のモニターは正常に見える。 演出は「少し様子を見よう」と言った。技術は「自動で戻るかもしれない」と返した。進行は、誰かが決めるのを待っていた。 こ... -
電源
100Vのコンセントが160Vまで上がる理由
単相3線式「中性線欠相」から映像・照明機材を守る測定と回路分けの手順 計算で組み立てた、テスターが160Vを示す現場 先に断っておく。これから書く場面は、実在の事故の再現ではない。回路の理屈から、そうなると計算で出る数字である。 仮設の分電盤に... -
照明
暗い現場は、配信の回線を食う|照明1段の価値をビットレートで測る手順【擬似実験で数値化】
同じ回線、同じエンコーダー。違ったのは光の量だけだった 手元で実験をした。同じ構図の映像を、被写体に届く光の量だけ変えて2本つくる。光量1倍の映像と、光量16倍の映像だ。この2本を、同じエンコーダー(x264)で、同じ4,000kbpsの上限に押し込んだ。... -
照明
照明の信号は「光る前」にネットワークの途中で消える|Art-Net・sACNのユニバース設計とIGMP切り分け手順
ユニバースを8本から40本に増やした翌日、ライトが数分おきに固まりはじめた こんな構成を想像してほしい(説明のための想定例だ)。 照明卓の出力を8ユニバースから40ユニバースへ増やした。卓の設定は触っていない。ケーブルもそのままだ。ところが翌日... -
音響
マイクを足すほど音が悪くなる「位相ずれ」を1ミリ秒単位で見抜く(ビギナー実測ガイド)
インタビューを2本のマイクで録った。片方だけ聴くと、芯のある落ち着いた声だ。ところが2本を混ぜた途端、鼻をつまんだような、中身の抜けた声に変わる。フェーダーを上げても、イコライザーをいじっても直らない。マイクは1本増えたのに、音は悪くなった... -
通信
受信してから映像が出るまで2秒かかる理由|IDR間隔と「途中参加」の待ち時間を数字で決めるIP伝送の設計
受信側のモニターに、黒い四角が8枚並んでいた。送信側の機器は、どれもリンクランプが点灯している。配線もIPアドレスも合っている。それなのに画が出ない。ストップウォッチで測ると、最初の1枚が映るまで0.4秒、最後の1枚が映るまで1.9秒かかった。 故...